復習のタイミングと反復学習
「1回で覚える」はほぼ不可能
新しく学んだことは、何もしなければ1日で半分近く忘れると言われています(エビングハウスの忘却曲線として知られる研究です)。これは記憶力が悪いということではなく、人間の脳の仕組みとして当たり前のことです。大切なのは「忘れないようにする」ことではなく、「忘れかけたタイミングで思い出す」ことを繰り返すことです。
復習のタイミングの目安
一度に完璧に覚えようとするより、間隔をあけて何度も触れる方が、同じ時間をかけても記憶に残りやすいことがわかっています。目安として、次のようなタイミングで復習するのがおすすめです。
- 学習した当日中(寝る前など): その日のうちに、内容をざっと思い出せるか確認する
- 2〜3日後: もう一度、今度は何も見ずに思い出せるか試す
- 1週間後: 忘れかけている頃に、もう一度確認する
- 1か月後: 定期テストや模試のタイミングで、まとめて復習する
厳密にこの日数を守る必要はありません。「1回やって終わり」にせず、複数回のタイミングを意識的に作ることが本質です。
「読み返す」だけの復習は効果が薄い
ノートや教科書を読み返すだけの復習は、「わかった気になる」効果は高いのですが、実際に思い出す力(想起力)はあまり鍛えられません。おすすめは、次のような能動的な復習です。
- 何も見ずに、公式や句法を紙に書き出してみる
- 例題を隠して、もう一度自力で解いてみる
- 友達や家族に、その単元の内容を説明してみる(説明できない部分が、理解できていない部分です)
このネットワークの各サイトでは、例題の解答が <details>(クリックで開く形式)になっているのも、このためです。先に答えを見ずに、自分で考えてから確認する習慣をつけましょう。
復習のスケジュールを計画に組み込む
学習計画の立て方で作った計画には、新しい内容を学ぶ時間だけでなく、過去に学んだ内容を復習する時間も必ず組み込みましょう。「今週は新しい単元を進める日」と「先週・先々週にやった単元を復習する日」を分けて計画すると、忘れる前に手を打てるようになります。