ノートの取り方・まとめ方

きれいなノートは目的ではない

色ペンを何色も使い、時間をかけて美しく整えられたノートを見ると、勉強した気になってしまいます。しかし、ノートを作ること自体は目的ではありません。ノートの本当の役割は、後で見返したときに、理解や復習の助けになることです。時間をかけて美しく仕上げることに満足してしまい、肝心の復習に使われないノートになっていないか、一度見直してみましょう。

授業ノートと復習用ノートは分けて考える

授業中のノート

授業中は、板書を丁寧に書き写すことよりも、先生の説明で「なるほど」と思ったことをメモすることを優先しましょう。板書は教科書や配布プリントに載っていることも多いですが、口頭での説明・補足はその場でしか聞けません。

復習用のまとめノート

授業ノートとは別に、自分の弱点や覚えにくいことだけをまとめた「自分専用のまとめノート」を作るのも効果的です。ポイントは、教科書に書いてあることをそのまま写さないことです。すでに理解していることまで書き写すのは時間の無駄になりがちなので、「自分がつまずいたポイント」「何度も忘れる公式・単語」だけに絞って書きましょう。

科目による書き方の違い

  • 数学・物理・化学: 公式そのものより、「どういう場面でその公式を使うか」「どうやってその公式が導かれるか」を一言添えておくと、忘れたときに自分で思い出しやすくなります。
  • 古文・漢文: 助動詞の活用表や句法は、一覧表の形でまとめておくと見返しやすくなります。このネットワークの古典漢文サイトの単元ごとの「まとめページ」も、自分のノートを作る際の型として参考にしてください。
  • 現代文: 語彙や頻出テーマは単語帳のようにまとめ、加えて「間違えた設問のパターン」もメモしておくと、自分がどんな問題で失点しやすいかが見えてきます。

デジタルとアナログ、どちらがいいか

手で書くこと自体に記憶の定着を助ける効果があるという研究がある一方、デジタルツールには検索のしやすさ・修正のしやすさというメリットがあります。どちらが優れているというより、自分が実際に見返す習慣を続けられる方法を選ぶのが一番です。せっかく作ったノートも、見返さなければ意味がありません。定期的に見返す時間を、学習計画にあらかじめ組み込んでおきましょう。